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自作の罠でネズミ駆除!作り方〜ネズミ処分までの完全ガイド

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ネズミ駆除の専門家が丁寧に教えます!
家にあるもので、お金をかけずにネズミを駆除する方法を解説します。

「ネズミを駆除したい!」
「できれば家にあるものを使って、自分で駆除できないかな?」

こんにちは!みんなのネズミ駆除屋さんの中村です。

ネズミが家に現れたら一刻も早く駆除したいですよね。そしてできれば、そんなにお金をかけずに家にあるものを使って駆除したいところだと思います。

「でも家であるもので駆除なんてできるのかな…」

結論から言うと…できます!

この記事では、

  • ネズミ駆除の罠の作り方
  • 罠を作るときの注意点
  • 罠の設置場所

について、お話していきたいと思います。合わせて、お客様にも聞かれることの多い「捕獲したネズミはどうしたらいいの?」という質問についても解説します。

読み終えたらすぐに駆除を始められますよ。
ネズミのお悩み、一緒に解決していきましょう!

簡単な罠の作り方〜誰でも作れます〜

では早速、罠の作り方を紹介していきます。こちらの記事で紹介する罠は二つです。ちょっと少ないなと思われるかもしれませんが、どちらも

  • 自分で簡単に作れる
  • 捕獲効率がいい(一度の設置で何匹も捕獲できる)

という点でとても優秀な罠です。ぜひ試してみてください。

と、その前に。ネズミ駆除の罠を自分で作るとき、二点ほど注意してほしいことがあります。

  • 罠を素手で触らない
  • 捕獲後の処分方法を考える

この二つです。

これらを守らないと、せっかく作った罠が十分な効果を発揮しないことがあります。

まずはこちらの注意点について紹介していきましょう。

罠を自作するときに注意すること

①罠を素手で触らない

罠を作るとき、設置するときなどは軍手などの手袋をし、罠を直接素手で触ることがないようにしましょう。素手で触ると箱罠に人間の匂いがつき、ネズミに警戒されてしまうからです。

ネズミは非常に警戒心が強い動物です。嗅覚も人間の3倍ほど発達していると言われており、罠についた人間の匂いを簡単に嗅ぎ分けてしまいます。

作業がしにくくなるとは思いますが、せっかく作った罠がしっかり効果を発揮できるよう、手袋をして作業するようにしましょう。使い捨てのゴム手袋が作業がしやすく、オススメです。

②捕獲後の処分方法を考えておく

自作の罠でネズミを駆除するときは「罠でネズミを捕まえた後にどう処分するか?」というところまでしっかり考えておきましょう。

ネズミを捕獲する場合、ネズミの死骸の処理が必ず必要になります。もし生け捕りした場合は殺処分も自分わなくてはなりません。

「ネズミを捕まえたはいいけど、自分で処理できない…」なんてことにならないよう、処分方法まで見据えた上で、作る罠を選ぶと良いですよ。

もし「ネズミなんて見たくもない!処理なんて無理!」という場合は、最初からネズミ駆除業者にお願いするのもひとつの方法です。
ネズミ駆除業者はネズミの駆除はもちろんのこと、本当なら自分で行わなくてはならないネズミの死骸の処理・糞尿のおそうじなども引き受けてくれます。ネズミの処分や糞尿の掃除に負担を感じる場合は、無理をせずにお願いするとよいでしょう。

わたしたち『みんなのネズミ駆除屋さん』でもネズミ駆除をしています。調査・見積もりはもちろん無料ですので、お気軽にご相談いただければと思います。
▶︎ご相談はこちらから

注意点がわかったところで、罠の作り方を紹介していきます。
まずは私の一番のおすすめ、バケツともみ殻を使った罠からです。

バケツともみ殻の罠:簡単でたくさん捕れる

簡単にたくさん獲れる!バケツともみ殻の罠

こちらは訪問先のお客様から教えていただいた罠です。もみ殻の下には水が入っていて、もみ殻を食べようとバケツに入ったネズミが水死してしまう、という罠になっています。

メリット・デメリット
メリット
  • 材料さえあれば作るのがとても簡単
  • ネズミが水死するため、自分で殺処分する必要がない
  • ネズミをまとめて駆除できる
デメリット
  • 少し場所を取る
  • 数匹〜十数匹のネズミの死体(場合によってはもっとたくさん)をまとめて処理する必要がある
  • 夏場は効果が薄くなることがある
準備するもの
準備するもの
  • ポリバケツ(透明でなく、深さのあるものならOK)
  • もみがら(または、ふすま)
  • 木の板や棒(ネズミが入れるようにするため)
  • ガムテープ
作り方

①バケツに15cmほど水を入れる

①バケツに15cmほど水を入れる

厳密に15cmでなくても大丈夫です。バケツの半分〜3分の2くらいを目安に入れましょう。

ちなみに今回は25cmくらい高さのあるバケツを使いました。これよりも大きいバケツなら問題なく使えるので、お家のバケツを測ってみてくださいね。

②水面が見えなくなるくらいもみ殻を入れる

②水面が見えなくなるくらいもみ殻を入れる

水面が見えるとネズミに警戒されてしまいます。水面が隠れるくらい入れましょう。

③ネズミがバケツに入れるように、棒や板を渡しておく

③ネズミがバケツに入れるように、棒や板を渡しておく

棒や板をガムテープなどでしっかり固定し、完成です!

設置する場所
設置する場所

ネズミが出没している場所、通り道にされていそうな場所の壁際にピッタリくっつけて置きます。

ネズミのフンや足跡など、痕跡を手がかりに置く場所を決めましょう。

あまったもみ殼は燃やして忌避剤に

あまったもみ殻は燃やすと忌避剤としても利用できます。もみ殻の燃えかすを容器に入れ、ネズミがいそうな場所に置いておきましょう。

ネズミに限らず、野生動物は火を連想させる匂いをとても嫌います。山火事から逃げるために、本能的にこのような匂いを怖がるんです。

燃やしたもみ殻はまさに植物の燃えた山火事のような匂い。忌避剤としてはうってつけなんです。

燃えかすを忌避剤として使うときは、火の気がないことを充分に確認して、本当に火事にならないように注意してくださいね。

バケツとペットボトルの罠:数匹なら効果あり

バケツとペットボトルの罠

マヨネーズを食べに来たネズミがペットボトルでクルっと回ってバケツの中に落ちる、という罠です。バケツの中に水を入れて置くとネズミは水死しますが、もし殺したくなければ水を入れないようにしましょう。

先にも紹介しましたが、材料には直接手を触れずに手袋などをして作業しましょう。

メリット・デメリット
メリット
  • ネズミを自分で殺処分する必要がない(水を入れた時)
  • ネズミをまとめて捕獲できる
デメリット
  • 少し場所を取る
  • 水瓶式と同じく、数匹〜十数匹のネズミの死体をまとめて処理する必要がある(水を入れた場合)
準備するもの
準備するもの
  • ポリバケツ(透明でなく、深さのあるものならOK)
  • 木の板や棒(ネズミが入れるようにするため)
  • ペットボトル(500ml)
  • 錐やドライバー(穴があけられるものならOK)
  • ビニール紐
  • ガムテープ
  • マヨネーズ
  • 水(殺したくない場合はサラダ油)
作り方

①ペットボトルの底に、キリなどで穴を開ける

①ペットボトルの底に、キリなどで穴を開ける

ビニール紐が通るくらいの穴を開けます。

穴を開けるときは、キリの金属部分を火で熱すると簡単に穴が開きます。

②バケツの持ち手の付け根部分にビニール紐の片側を結びつけ、ペットボトルの底に開けた穴から通していく

②バケツの持ち手の付け根部分にビニール紐の片側を結びつけ、ペットボトルの底に開けた穴から通していく

③ペットボトルの口側から出た紐を結びつける

③ペットボトルの口側から出た紐を結びつける

④バケツに15cmほど水を入れる

ちなみに、ネズミを殺したくない場合は水ではなく油を入れましょう。

なぜ油を入れるかというと、ネズミはジャンプ力がかなりあるのでせっかく捕獲してもジャンプで逃げられてしまうからです。バケツの底が隠れるくらい油を入れておくと滑って逃げられなくなります。

⑤ネズミが登れるよう棒を設置し、マヨネーズを塗る

⑤ネズミが登れるよう棒を設置し、マヨネーズを塗る
設置する場所
設置する場所

こちらもネズミが出没している場所の通り道に置きましょう。

ネズミが罠にかからないときはどうすればいい?

罠を設置したのにネズミがかからないとき、下記の3つの方法を試してみてください。

  • もう少し待ってみる
  • 設置場所を変えてみる
  • ネズミ駆除業者にお願いする

それぞれくわしく説明します。

①もう少し待ってみる

まず試していただきたいのが、そのまま何も変えずに少し待ってみる、という方法。

ネズミは警戒心がとても強いので、突然現れたものにはなかなか近づきません。ネズミの警戒心が弱まるまで、まずは2週間ほどそのまま待ってみましょう

2週間たってもかからない場合は、あとの2つの方法を試してみてください。

②設置場所を変えてみる

2週間たっても何の変化もない場合は、設置場所を変えてみましょう。

設置場所の候補となるのは、

  • ネズミのフンやこすり跡(ラットサイン)がある場所
  • ネズミに何かを食べられた場所
  • ネズミの通り道になっている場所

の3つ。
設置するときも確認したとは思うのですが、ネズミの行動経路が変わっている可能性もあります。上記のような箇所がないかいまいちど確認し、場所を考えてみましょう。

③ネズミ駆除業者にお願いする

待っても場所を変えても罠にまったくかからない場合は、ネズミ駆除業者にお願いするのも一つの方法です。

ネズミ駆除業者はネズミの生態を熟知しています。いちばん効果的なポイントに、いちばん効果的な捕獲グッズを設置できるので、最短最速で駆除することが可能です。
また、捕まえたネズミの処分までしてくれるのでネズミ駆除の精神的負担もグッと低くなります。

私たち、みんなのネズミ駆除屋さんでもネズミ駆除を承っています。
調査・見積もりまでは無料ですので、どうぞお気軽にご相談ください。
▶︎みんなのネズミ駆除屋さんについて詳しく見る

捕獲したらどうすればいいの?ネズミの処理方法

捕獲したらどうすればいいの?ネズミの処理方法

「捕獲したネズミはどうしたらいいの…?」

お客様からもよく聞かれる質問ですが、ネズミを捕獲したら自分で処分するか、山の深いところなどで逃すことになります。

そのとき、どちらにするにせよ早めに決断をすることが必要です。糞尿で家の衛生環境が悪化する可能性がありますし、ネズミは早いと2日エサを食べないだけで餓死してしまうので、余計な苦しみを与えることになってしまうからです。守るべき家族や家はもちろん、ネズミに余計な苦しみを与えないよう、早めに決断するようにしましょう。

まずは処分するときの注意点についてお話しして行きます。

▶︎逃すときの注意点が知りたい方はこちら

ネズミを処分するときの注意点

ネズミを処分するときは、下の三つの点に注意しましょう。

  • ネズミの身体や糞尿を絶対に素手で触らない
  • 生きている場合は、噛まれないように注意する
  • 道具は捨てるか、洗浄・殺菌する
注意①:ネズミの身体や糞尿を絶対に素手で触らない

ネズミを処理するとき、ネズミの身体は絶対に手で触らないようにしましょう。

ネズミに限らず、野生動物の身体にはダニやノミ、細菌などがたくさん付いています。直接触れると健康を害する可能性があるので注意が必要です。

また、身体だけでなく糞尿にも注意が必要です。

ネズミの糞尿には、

  • 発熱、腹痛、下痢、嘔吐などを引き起こす『サルモネラ菌』
  • 黄疸や出血、腎障害を引き起こす『レプトスピラ菌』

など、危険な菌も潜んでいます。
作業する時は手で直接触れてしまうことがないよう必ず手袋やマスクをしましょう。

注意②:生きている場合は、噛まれないように注意する

ネズミが生きている場合は、噛まれないように注意しましょう。ネズミに噛まれると、鼠咬症(そこうしょう)や破傷風になる危険性があるからです。作業をするときは必ず厚手のゴム手袋を着用し、噛まれることを防ぎましょう。

万がいち噛まれてしまったら…

噛まれないことが一番ですが、万が一噛まれてしまったときの対処法を紹介しておきます。

①清潔な流水で傷口を洗う

まずは傷口を清潔な水で洗いましょう。こすったりせず、傷口に刺激を与えないようにします。清潔なタオルをあて、水分を拭き取ります。

②傷口を消毒する

消毒液やエタノールで、傷口を消毒します。柔らかい脱脂綿などに消毒液を染み込ませ、やさしく当てましょう。ここでもこすったりしないように注意します。

③すぐに病院を受診する

「ネズミに噛まれたので診て欲しい」と伝え、必ず医療機関を受診しましょう。噛まれてすぐは何ともなくても、時間が経って症状が出ることもあります。

自分で判断することなく、病院で診てもらいましょう。

注意③:道具は捨てるか、洗浄・殺菌する

ネズミの駆除に使用した道具、つまりネズミに触れた道具は捨てるか、しっかり洗浄消毒しましょう。

先にも紹介した通り、ネズミの身体には

健康を害するようなものがたくさん付着しています。

被害を広げないためにも、捨ててしまうのがいちばん安全です。

まだまだ捕獲をする必要がある場合は、しっかり洗浄し、次亜塩素酸ナトリウム系の消毒液で消毒しておくと安心です。

殺処分の方法

殺処分は心が痛むところだと思いますが、迷いやためらいがあると、ネズミに余計な苦しみを与えてしまうことになります。

「ごめん」と手を合わせ、苦しむのが最小限で済むようにしっかりと処分します。

ここでは一番簡単な方法を紹介します。

バケツに水を貯めるか、または川や沼へ行き、ネズミを水につけて水死させます。

通常1分程で水死しますが、3分〜5分くらい水に浸けておきましょう。中途半端なところで水から上げてしまうと、何度も苦しませることになってしまいます。ここは徹底的にやるのが優しさです。

亡骸の処分

新聞紙で包んでビニール袋に入れ、燃えるゴミとして捨てましょう。

野山に放置する方もいらっしゃるようですが、他の人の土地にネズミの死体を放置するのは不法投棄になってしまいますので絶対にやめましょう。

どうしても自然の中へ返したいのであれば、自分の敷地内に死体を放置します。ただし、カラスやヘビが近くにいないと餌になることなく、そのまま腐敗していきます。

衛生状態が悪化し、新たな被害を産む可能性もあるので早めに処分されることをオススメします。

とは言っても、気の引ける作業であることは確かです。

「どうしてもできない!」
「やりたくない…」

という方のために、別の方法もこのあと紹介しています。ぜひご覧になってみてください。

どうしても自分で処分できないときは…

ここまでは捕まえたネズミを処分する方法を紹介してきましたが、

「害獣とはいえ、ネズミを殺さなきゃいけないなんて…」
「罠の中にたくさんいたらどうしよう」
「自分で処分するなんて無理…」

と思われる方もいらっしゃると思います。この記事で紹介した方法は捕獲効率の良い方法なので、罠の中にたくさんネズミが捕まっているということは充分に考えられます。

そのようなときは捕獲したネズミを逃す、というのもひとつの方法です。

ただし、家のすぐ近くで逃すと、ネズミに再び侵入され、被害が再発することが目に見えています。近くに民家などがなく、絶対に他の人の迷惑にならないような山の深い場所などに逃すようにしましょう。

お車での移動になると思いますが、おそらく移動中にもネズミは暴れ、色々なものを撒き散らしてしまいます…。お車が汚れないようビニールシートを敷いたり、ゴミ袋で覆って空気穴を開けるなど、対策はしっかりしてください。

または、はじめから駆除を業者にお願いする、という手もあります。駆除業者であれば、電話一本でネズミの駆除・処分、再発の防止まで全てやってくれます。

私が伺ったお宅でも、

「ネズミを捕まえるたびに逃がしていたんだけど、もうイタチごっこになってきたから駆除をお願いしたの」

というお客様がいらっしゃいました。

自分で駆除することや、捕獲したネズミの処分に少しでもストレスや不安を感じていたら、まずは相談だけでもしてみるとよいかもしれません。

私たち『みんなのネズミ駆除屋さん』でもネズミ駆除のご相談を承っています。

調査・見積もりまでは無料ですので、どうぞお気軽にご相談いただければと思います。

▶︎みんなのネズミ駆除屋さんについて詳しく見る

ネズミを駆除する罠の作り方や、ネズミの処分の方法をお話してきましたが、いかがだったでしょうか?

この記事が、みなさんの手助けになれば幸いです。

この記事を監修したネズミ駆除の専門家
中村(なかむら)
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