超音波やバルサン、ネズミ駆除に効果があるといっているグッズって、実際どうなの?

ネズミ駆除専門家が語る
ネズミを自分で安く、簡単に退治したい。実際の所「どんな状況でも効果のあるグッズ」はありません。それぞれのグッズの良いところと苦手なところを見ていきましょう。

こんにちは!
みんなのネズミ駆除屋さんの作業員、中村です。

家にいるネズミを「自分で駆除しよう」と思った時、皆さんがまず考えるのは、こんなことではないでしょうか?

「ネズミ退治に効く道具はどれ? ほんとに効果あるの?」

超音波、殺鼠剤(毒エサ)、粘着シート、ネズミ捕りカゴ、バルサン…。
ネズミ駆除グッズは、たくさんあります。

だからこそ、どれを使えばいいのかわからず、悩む人が多いのではないでしょうか。

そしてもうひとつ、自分で駆除する時の悩みと言えば…

「なんとか駆除できたー! と思ったら、またネズミが出てきた…もうイヤだ…」

「せっかくお金をだして買った道具なのに、効果がなかった…!」

これですよね。
(私たちも毎日のように、このような相談のお電話をいただいております)

私はこれまでに。駆除グッズを使おうと考えている人や、実際に使った人と、たくさんお話させていただきました。
それでわかったのは、駆除グッズの使い方やリスクを知らない人が意外なほど多い、という事実です。

そのためこの記事では、駆除グッズを使おうと考えている人や、実際に使ったけど効果がなくて困っている人に向けて、ネズミ駆除グッズを効果的に使うコツ、知らないと損をするリスクなどを紹介しています。

「できるだけ安くすませたい」
「使い方がカンタンなものがいい」
「結局のところ、どれがいいのよ? 効果はあるの?」

こんなニーズや不安に答えていきますので、ぜひご覧になってみてください。

それではいきましょう!

知らずに使うと損をする:ネズミ駆除グッズの良いところ・悪いところ

超音波って、実際どうなの?

超音波
良いところ
  • 置くだけでOK
  • 死体を処理しなくていい
悪いところ
  • ネズミが超音波に慣れる
  • 置く場所を間違えると効果がない
値段の相場

800〜10,000円

「最初は効くけど戻ってくる」事例が多数

置いたらいなくなったけど、1週間後にまた出てきた

超音波でいちばん多い相談が、コレなんです。

つまり、最初は効くけれど、そのうちネズミが超音波に慣れてしまうんですね。

例えば人間も、最初は大声で注意されると、ビックリして「怖い…!」と思いますよね。
でも、その大声が毎日続く環境にいれば、、1週間もすれば慣れる
のではないでしょうか。

また、超音波は、遠ざかるほど弱くなるのはもちろん、「陰の部分」「反射した場合」では弱くなります。
距離や角度を計算し、戦略的にしかける必要があります。
しかし、ネズミが超音波に慣れてしまえば、そんな努力もすべて水の泡…になってしまうのです。

また、私の経験上、「コンセントにさして1台設置すればOK」「周波数が変わる商品であれば効く」ということもありません。

ちなみに過去には「効果がない」として公正取引委員会から排除命令が出された商品があります。
いまでも類似商品が出回っていますので、商品選びは十分にご注意ください。

粘着シートって、実際どうなの?

粘着シートを床に設置
良いところ
  • 1枚数百円からと安価
  • 置くだけでOK
  • ネズミに寄生しているダニやノミも同時に処理できる
悪いところ
  • 捕獲したネズミは自分で処分する
  • しかけ方にノウハウが必要
値段の相場

1枚100円〜
※ただし、安価なものは粘着力が弱く捕まえにくい

捕まえてもネズミがいなくならない…?

粘着シートは、安全性が高く、処理もしやすいのがメリットです。
しかし、問題があります。

警戒心の弱い子ネズミばかりかかって、肝心の親ネズミが捕まらない
という事例が多いのです。

※ネズミの繁殖力はとても高いので、親ネズミが捕まらないと、どんどん子ネズミが生まれてきます。

粘着シートに関しては、私の経験上、間違った場所に置いている人が多いです。

たとえラットサインや侵入口を見つけても、その周りに置いただけでは捕獲できません。
1匹2匹なら捕まえられても、プロでないと、家にいるネズミを残らず捕まえるのは難しいでしょう。

もし自分でしかける場合は、最低限、以下の項目に注意してみてください。

  • シートを多めに、隙間なく敷きつめる
  • 粘着シートの下や周りに新聞紙を敷く
  • ネズミにエサを与えない

まっすぐキレイに並べるのではなく、粘着シートの縁やシート間のスキマなどをなくすことが大切です。

また、被害の多いクマネズミの足の肉球はホコリや汚れがつきやすく、粘着物質が足にくっつきにくい特徴があります。「シートの上に足あとだけ残っている」場合は、これが原因です。
しっかりと捕獲するために、新聞紙を敷いてその足の汚れを取り、シートにくっつきやすくしましょう

ネズミを空腹にして弱らせると、捕まえやすい

ネズミは大食いで飢えやすい生き物です。
そもそもネズミが人の家に住みつく最大の理由は「エサ」ですから。

ネズミはなんでも食べるので、家の中の食料は、密閉容器に入れたり、ネズミに食べられないように保管します。
そしてネズミを空腹にして弱らせて、粘着シートにもひっかかりやすくします。
※例えばドブネズミは、3日間何も食べないと餓死するほどです。

ぜひ、以下の2つの策を実行してください!

  • ネズミの手の届く範囲から食料をなくす。
    (仏壇のお供え物なども含めて)
  • 密閉容器や密封性の高い戸棚などに保管する。

スプレー型の忌避剤って、実際どうなの?

スプレー型の忌避剤
良いところ
  • 天井裏や密閉空間に効果的
悪いところ
  • 1回では効果ないので何度もふきかける必要がある
  • 臭いが強く、家に残ることも
値段の相場

700円〜3,000円

効果が短いのでこまめに使う必要あり

ネズミが嫌う成分が入ったスプレーです。
ワサビやハーブなどの植物の原料や、辛味成分のカプサイシンなど、商品によって成分は変わります。

ただし、効果は短いもので12時間、長いもので1ヶ月ほど。
効果が切れる前に、ネズミの通り道などに、こまめにふきかける必要があります。

注意点としては、ニオイが数日間家に残る可能性があること。

安全性の高い天然成分のみのスプレーもあります。
木酢液なども、この部類に入ります。

燻煙剤って、実際どうなの?

燻煙剤
良いところ
  • 天井裏など、家の隅々まで届く
悪いところ
  • ニオイに慣れるネズミも多い
  • 人間にとってもきついニオイ
  • 一度では効かない場合も
  • 準備が大変
値段の相場

700円〜

人や家具にも悪い影響がある煙なので注意

ネズミの嫌いな成分をふくんだ煙(けむり)を、室内にまく道具です。
害虫駆除の燻煙剤は、「バルサン」が有名ですよね。

燻煙材の成分は、人体や機械に悪影響を及ぼすことがあります。
そのため、安全のための準備が必要です。

  • パソコン、ゲーム機、オーディオなどのAV機器をシートで覆う
  • 食器や食料品などを保護する
  • アレルギー体質の人、皮膚が敏感な人は避ける
  • ペットや植物は屋外に出す
  • 火災報知器をビニールなどで覆う

この「準備」が、けっこうたいへんです。
しかも使用後2時間ほどは、煙を十分に行き渡らせるため、換気できません。

それだけ手間をかけても、退治できる可能性は高いとは言えないので、私はオススメしません。

ネズミ捕り器って、実際どうなの?

ネズミ捕り器
良いところ
  • 置くだけでOK
悪いところ
  • 警戒心が高いネズミは、捕獲できる確率が低い
  • 捕獲したネズミは自分で処分する
  • しかけ方にノウハウが必要
  • ケガする可能性あり
値段の相場

300円〜30,000円

死体の処理がたいへん…効率も悪い

ネズミ捕獲器は、死体の片付けが大変!これにつきます。

捕獲器には大きく2種類あります。

板の上のエサをネズミがかじると、バネで頭部を挟む仕組みのバネ式。
ネズミを箱やカゴの中に誘い出して捕獲するハコ型。

どちらも数百円から数千円で買えるものが多く、コスト的にも安価です。

しかし、バネ式も箱型も、ネズミの死体の処理というキツイ作業があります。
また、1匹1匹を辛抱強く捕獲する道具なので、効率は悪いです。

警戒心の強いネズミがひっかかる可能性は、決して高くありません。

殺鼠剤(毒エサ)って、実際どうなの?

殺鼠剤
良いところ
  • 置くだけでOK
悪いところ
  • 小さな子どもやペットが誤飲する可能性がある
  • 死体が家のなかでくさる可能性がある
  • 毒が効かないクマネズミが増えている
値段の相場

1包50円〜

「不潔」「効かない」「危険」3つのリスクに注意

ネズミにエサと思わせて食べさせる、毒入りの薬剤です。

毒エサを使う場合は、次の3つのリスクを知っておきましょう。

  1. 殺鼠剤が効かないネズミが増えている
  2. 死体が家のなかで腐るかも
  3. 子どもやペットが誤飲するかも

じつはここ数年で、殺鼠剤が効かないクマネズミ=「スーパーラット」が増えています。
(正確には殺鼠剤に含まれるワルファリンという成分が効かないネズミです)

しかも、もし殺鼠剤が効いたとしても、屋根裏や壁の間など、目で確認できない屋内で死ぬことがあります。
そうなると、ネズミの死体が家のなかで腐ってしまうのです。

さらに、最悪の場合は、ネズミの死体から悪臭や虫が発生することも…

殺鼠剤は、手軽で安価なものも多いので、人気のあるネズミ駆除グッズです。
使っている業者さんも多いです。

ただやはり、殺鼠剤を使うリスクを知っておかないと、かなり危ないのも事実。
殺鼠剤については、こちらの記事で詳しく解説しています。

殺鼠剤を食べてもネズミは死なない?毒エサの効果と意外な3つのリスクについて

猫などネズミの天敵って、実際どうなの?

ネズミの天敵の猫
良いところ
  • 動物を飼うだけでOK
悪いところ
  • ネズミを食べた猫や生物が病気になるかも
値段の相場

新たにペットを買う以外は無料

ネズミの天敵!だけど現代の猫は…?

恵まれた環境で飼育されている現代の猫は、ネズミを捕食する能力が弱くなっています。

とはいえ、ネズミは猫を天敵と認識していて、猫の鳴き声を恐れるので、少なからずネズミを予防する働きが期待できるでしょう。

ちなみに、猫の他にはイタチフクロウタカなどの大型の鳥も天敵として知られています。

駆除より大事なのは、侵入口の封鎖です

侵入口

最後にお伝えしておきたいのは、ネズミ駆除グッズを使っても、侵入口をふさがないと、またネズミがやってくるということです。
どんなに頑張って、苦労して退治しても、それでは全てが水の泡…。

侵入口をふさぐグッズも何種類かあります。
侵入口となる穴やスキマの大きさや場所に合わせて、使い分けていきましょう。

小さなスキマや細いスキマをふさぐには?

金網、スチールたわし

金網

金網は、「丸めて埋め込む」「広げて貼り付ける」など、形や大きさを自由に調整できます
屋根と外壁の間などに使うことが多いです。

スチールタワシは、配管まわり、戸袋のスキマ、小さな穴などをふさぐ時に使えます。

換気扇や大きめの穴をふさぐには?

パンチングメタル(小さな穴があいた金属板)

パンチングメタル

配管周りや、通気性を確保したい大きめのスキマなどに使えます。

配管・配線まわりのスキマをふさぐには?

パテ

パテ

配管・配線まわりのスキマを埋める時に使えます。
カプサイシン(唐辛子の辛味成分)などネネズミが嫌う成分を含んだものが効果が高いでしょう。

ネズミに不快感を与えられるので、忌避剤としても使えます。
また、「燃えにくい」「渇きにくい」「耐寒性・耐熱性がある」というのも魅力です。

自分でネズミを駆除する時の注意点

最後に改めて、ネズミを自分で駆除する場合に注意していただきたい点です。

  • 病原菌への感染に注意!手袋の装着や消毒をしっかり。
  • 子どもやペットが殺鼠剤を誤飲しないように注意。
  • 燻煙剤は、パソコンなど電子機器や家具を保護!

駆除グッズを買っても効果がなければ、購入費用自体が無駄になってしまいます。
それだけならまだいいですが、家財の損失や健康被害で、治療や修復に費用がかかると、本末転倒になってしまいます。

ネズミの駆除を行う前に、しっかり確認・注意してから使いましょう。

駆除グッズを使いこなす自信がない/使って効果がなかった場合は…

「駆除グッズを上手く、安全に使いこなす自信がない」
「駆除グッズを一度使ってみたけど、まだネズミが家にいる」

もし、このようなお悩みをお持ちの場合は、ネズミ駆除の専門家に相談してみるとよいかもしれません。

自分でネズミを駆除することも、もちろんムリではありません。

ただ、できるだけ安全に、そして確実に、リスクを少なく駆除をしたい場合は、ネズミ駆除の専門業者に依頼をするのが、いちばん効率がよくて安心できると思います。

費用はかかりますが、駆除から侵入口の封鎖まで、すべて業者の方で行ってくれます。

いちばん難しいのが侵入口の封鎖ですが、経験・実績の多い業者であればしっかり封鎖してくれます。
病原菌やダニの消毒も、安全性が証明された専用の薬剤でやってもらったほうが、安心ですよね。

相談や現地の調査は無料なので、まずは気軽に相談してみてはいかがでしょうか。

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