なぜ自力のネズミ捕りがうまくいかないの?ネズミ捕りグッズ別、使い方のポイントを解説

ネズミ駆除専門家が語る

カンタンでお手軽なネズミ捕りグッズ。なんとなく使っていると、思わぬ失敗をしてしまうことも!

こんにちは!
みんなのネズミ駆除屋さんの作業員、中村です。

  • 「家でネズミを見つけた!」
  • 「姿は見えないけど、天井裏から足音が聞こえる」
  • 「ネズミのものと思われるフンが落ちていた」

このような場面に出くわしたとき、ほとんどの人は

「とりあえず簡単に出来るネズミ捕り対策はなんだろう?」

とお考えになると思います。

しかし、ネズミの生体や駆除方法の正しい知識を知らないまま、「とりあえず市販のネズミ捕りグッズを使ってみよう!」と試してみても、思うような効果が出ないばかりか、思わぬ失敗をしてしまった・・・なんていうケースが実は意外と多いんです。

実際、私達ネズミ駆除業者にご相談されるお客様の多くは、一度は自分たちで対策をしてみたけど上手くいかなかったという方がほとんどなのです。

この記事では、自力でネズミ捕りをしてみたけど上手くいかなかった方、またこれからネズミ捕りをしてみようという方へ向けて、ネズミ駆除のプロの視点から使い方のポイントを解説いたします!

また、今回ご紹介するグッズは、全てドラッグストアやホームセンター、ネットショッピングなどで気軽に手に入れることが出来ます。

ネズミ捕りグッズ(1)ネズミ捕り粘着シート

ネズミ捕り粘着シートとは

ネズミ捕り粘着シート

価格帯 1枚あたり100円〜200円程
概要

ネズミ捕り粘着シートは、数あるネズミ駆除方法の中でも捕獲効率が高く、また、衛生的に駆除出来るため、多くの専門業者がこの方法を用いています。

使い方は、シートをネズミの通り道に設置してその上を通ったネズミを強力な粘着力で捕らえます。 ほとんどはブックタイプ(真ん中から折りたためる)になっていますので、くっついて身動きがとれなくなったネズミをシートごとたたんでそのまま処理します。

ネズミ捕り粘着シートの体験談と使い方のポイント

体験談(1)「ネズミがシートにそもそも近寄らない」
せっかく設置したのにネズミを全く捕まえることができません。
おびき寄せるための餌をシートに設置しても、見事に餌だけとられてしまう始末・・・。(東京都 M.T 様)

ポイント:ネズミの通り道に粘着シートを設置できていない可能性があります。

ネズミは何度も同じ道を通る習性があるため、通り道となる通路を見極めて適切にシートを設置する必要があります。 このネズミの通り道はラットサインとも呼ばれています。

一般の方には普通の汚れと見分けがつきにくい場合がありますが、専門家はこのサインをいち早く見つけ対策を打つのです。 また、餌を置いてもあまり効果はありません。見慣れない餌があることで警戒心を高めてしまう恐れがあるからです。

体験談(2)「シートにくっつかず、ネズミが逃げてしまう」
シートを設置してしばらくして様子を見に行ったら、シートの位置がずれていてよくみたらネズミの足跡が転々と・・・。どうやらシートの上を通過してそのまま逃げてしまったようです。(神奈川県 T.K 様)

ポイント:ネズミの種類によっては1枚では逃げ切れてしまうことも。

小型のハツカネズミやクマネズミの幼獣ですと、粘着シート1枚でも捕獲することが出来ます。 しかし大型のドブネズミや大人のクマネズミになると、体も大きく力も強いため、1枚では逃げられてしまうことが多いんです。

そのため複数の粘着シートを敷き詰めて、一度逃れたネズミも確実に捕獲するようにしておきましょう。
また、粘着シートを設置する場所が台所など油や水分が多いと、ネズミの足が濡れていてシートにくっつきにくい場合があります。

粘着シートの下に新聞紙をひいて、ネズミをくっつきやすくなる工夫が必要になります。

ネズミ捕りグッズ(2)殺鼠剤・毒エサ

殺鼠剤・毒エサとは

殺鼠剤・毒エサとは

価格帯 1包 50円〜
概要

殺鼠剤を混ぜて作った毒エサや毒だんごをネズミに食べさせることで駆除します。毒餌法や経口毒法とも呼ばれ、ネズミ駆除の中でもメジャーな方法として知られています。 毒エサの効果はその成分によって大きく下記の2つに分かれます。

・「抗凝血性殺鼠剤」・・・ゆっくりと死に至らしめる

・「急性殺鼠剤」・・・短時間で効果を発揮する

それぞれメリット・デメリットがあり、使用方法も変わってきます。
殺鼠剤の駆除法に関しては、こちらの記事で詳しく解説しています。

▶︎殺鼠剤を食べてもネズミは死なない?毒エサの効果と、意外な3つのリスクとは…

殺鼠剤・毒エサの体験談と使い方のポイント

体験談(1)「殺鼠剤を食べたネズミが天井裏で死んでしまい、死骸の処理が大変だった」
殺鼠剤のパッケージにはネズミが食べると目が出血し明るいところに出て死ぬと書いてありましたが、途中で力尽きたのか天井裏で死んでいました。夏だったのでニオイと虫が本当に酷くて・・・ネズミ駆除より事後処理にお金がかかってしまいました。(大阪府 T.T 様)

ポイント:殺鼠剤の1番のデメリットは食べたネズミがいつどこで死んだか分からない、という点です。

ネズミの死骸はなるべく早く処分することが鉄則です。
なぜなら、死後時間が経つと、ネズミに寄生していたダニなどの害虫が死骸から離れ、人やペットに被害が及ぶ恐れがあるからです。

また、夏場は死骸の腐敗も早いため、強烈な腐敗臭やハエの幼虫が発生したりと二次被害にあったケースもよく聞かれます。 しかし、ネズミの行動をコントロールするのは難しく、効果的な対策はないのが現状です。

体験談(2)「殺鼠剤を食べてくれない」
台所の食料や石鹸ばかりがかじられ、殺鼠剤には見向きもしませんでした。(東京都 H.M 様)

ポイント:殺鼠剤を食べない場合は以下の2点について確認してみてください。

・殺鼠剤への警戒心をとく
いきなり殺鼠剤を置いても、警戒心の高いネズミはなかなか手を出しません。
殺鼠剤を置く前に毒エサに似た成分の無毒エサを配置して、ネズミを餌になれさせましょう。

殺鼠剤には安価な穀物類が使われていることが多いので、ご飯つぶやとうもろこしなどがオススメです。2〜3日してネズミが慣れてきたところで殺鼠剤に変えます。

・配置場所を工夫する
無毒エサを設置する場合、最初はできるだけ多くの場所に設置してみてください。
台所や天井裏、物置など思いつく限りの場所に設置し様子を見ます。

2〜3日して、その中でより多く食べられている箇所に殺鼠剤を設置すると喫食率が上がります。
また、近年は殺鼠剤が効かないスーパーラットも増えてきておりますので、エサの減り具合に比べてネズミがなかなか減らない場合は、殺鼠剤がそもそも効いていない可能性があります。

ネズミ捕りグッズ(3)超音波

超音波とは

超音波とは

価格帯 800円〜1万円
概要

ネズミが不快に感じる音を発生させることで、ネズミを寄せ付けないようにします。
ネズミを駆除するというよりも、忌避させる目的で使われます。

超音波の体験談と使い方のポイント

体験談(1)「音が不快で気分が悪くなってしまった」
台所の食料や石鹸ばかりがかじられ、殺鼠剤には見向きもしませんでした。(東京都 H.M 様)

ポイント:超音波は人によって聞こえてしまう場合があります。

キーンという耳鳴りのような音なので、不快に感じたり具合が悪くなってしまうこともあるそうです。
自分は平気でも同居人やペットなどに影響が出る恐れがありますので、設置しはじめは周囲に気を配り問題がないか確認しましょう。

また、隣の家との距離が近いと、近所問題にもなりかねませんので使用しない方が無難かと思います。

体験談(2)「超音波に慣れた?しばらくするとまた出て来くる」
天井裏から聞こえる足音に悩まされていました。超音波を設置後、嘘のように足音が止み「やった!」と喜んだのもつかの間、数日経ったらまた足音が聞こえてくるように・・・。(千葉県 S.K 様)

ポイント:殺鼠剤同様に、設置する場所が適切かどうかを見直してみましょう。

超音波の特性として、以下のようなケースだと効果が弱まったり、効き目がなくなったりします。

・距離がある場所
・障害物が多くある場所
・音を吸収するものが多くある場所(クッションなど柔らかくふわふわしたもの)

また、上記以外の場所に設置したとしても、適応力の高いネズミは超音波にも慣れてしまうため、一時的な効果にとどまるケースが非常に多いです。

ネズミ捕りグッズ(4)ネズミ捕り器(カゴ式・バネ式)

ネズミ捕り器(カゴ式・バネ式)とは

ネズミ捕り器(カゴ式・バネ式)

価格帯 カゴ式:100円〜3000円程
バネ式:200円〜800円程
概要

カゴ式:餌でおびき寄せ、ネズミが食らいついたところで入口が自動的に閉まり生け捕りにします。
生け捕り後は、密閉型のカゴであれば水を入れて溺死させるタイプのものや、そのままゴミとして捨てられるタイプのものがあります。

バネ式:カゴ式同様、餌でおびき寄せたネズミをバネで挟んで捕獲します。サイズも様々で狭い場所にも設置しやすいです。

どちらも繰り返し使用することが出来るので経済的です。
※ 値段によっては素材が紙で出来ていて使い捨てのものもあります。

ネズミ捕り器(カゴ式・バネ式)の体験談と使い方のポイント

体験談(1)カゴ式ネズミ捕り器で1匹捕まえることに成功!けどそれ以来全く捕まらなくなった
張り切って設置したネズミ捕り器。その日の晩、早速大きなネズミが入っていました!結構暴れていたので、おとなしくなった次の日に駆除。カゴを綺麗にしてまた設置したのですが、今度はしばらくたっても全然捕まらず・・。

ポイント:ネズミは非常に賢い動物です。

他のネズミが捕まっているのを目撃したら、警戒してそこの通路や付近には近寄らなくなります。
そのため、捕まえたらすぐに駆除・処分し、他のネズミの目に触れさせないようにしましょう。

もし警戒されているようなら、トラップが発動しない状態で餌と一緒に配置し、ネズミが慣れて「安全で餌が食べられる場所だ」と認識してくれるまで様子をみてみてください。

体験談(2)バネに挟まったネズミの死骸の処理が大変
バネ式のネズミ捕り器を設置した翌朝、早速ネズミが罠にかかってたのは良かったのですが、バネに体を挟まれていたネズミの死骸が気持ち悪かったです。血も飛び散っていて事後処理が大変でした。

ポイント:バネ式・カゴ式は事後処理のことも考えて設置しましょう。

バネ式のネズミ捕り器は高性能のものになるとバネの威力が非常に強く作られています。(軍手をはめて取り扱うことをおすすめしています。)バネでしっかりと挟んでネズミを逃がしにくいのは良いのですが、挟みどころが悪いとネズミの死骸の損傷が激しく、見るのもためらわれるほど・・。

ネズミ捕り器の下や壁に新聞紙を敷いておくと、万が一血が飛び散った場合の対策になります。

ネズミ捕り器に限らず、自力でのネズミ駆除の最大のネックは事後処理です。
ネズミが出たときはとりあえず駆除しなければ!と何らかの対策をするのですが、いざネズミの死骸を目の前にするとたじろいでしまう人が多いのです。

また、ほとんどのネズミはイエダニが寄生しており、衛生的にも気をつける必要があります。
「捕まえたはいいものの事後処理が出来ない・・」「ネズミの死骸を触りたくない・・・」
という方は、お気軽に私たちネズミ駆除業者へご相談くださいね!

ネズミ捕りグッズ(5)ネズミ忌避剤

ネズミ忌避剤とは

ネズミ忌避剤とは

価格帯 500円〜3000円程
概要

ネズミをおびき寄せて仕留めるのが殺鼠剤の役割なら、ネズミ忌避剤の役割は寄り付かなくさせることです。 ネズミの嫌なニオイによって、ネズミを寄せ付けないようにします。1番メジャーなのはスプレータイプ。ほかにはゼリータイプや袋タイプのものがあります。

ネズミ忌避剤の体験談と使い方のポイント

体験談(1)リビングでネズミと遭遇! 遭遇した場所に忌避剤スプレーをしたが、効果はイマイチ
リビングでネズミを発見したので、ネズミの走っていった方向を辿ってスプレーを吹きかけました。あれ以来姿は見ていないですが、本当に効果があったのかいまいちよくわかりません。

ポイント:忌避剤の効果を最大限高めるためには、下記のポイントに気をつけてください。

・天井裏など密閉度の高い場所で使用する
スプレータイプの場合は、部分的に噴射するのはあまり効果がないでしょう。ニオイが充満するほど噴霧して、ネズミに確実に忌避剤を気づかせるようにしなければなりません。 そのため、ニオイがすぐ飛んでしまうような場所(開け閉めが多いところなど)だと効果が発揮されません。

・複数のタイプの忌避剤を併用する
設置するタイプの忌避剤(ゼリータイプや袋タイプ)とスプレータイプの忌避剤を組み合わせるとより効果を高めることが出来ます。

例えば屋根裏に忌避剤を使用する場合は、まず屋根裏全体にまんべんなく設置するタイプの忌避剤を置きます。その後スプレータイプの忌避剤を噴霧します。
この時、一度だけではなく一週間程スプレーを吹きかけるようにしましょう。

体験談(2)確実にネズミを仕留めたいと思い、忌避剤と殺鼠剤を併用してみたら・・・
忌避剤スプレーを使ってもうまくネズミを追い払うことが出来なかったので、よく効くと評判の殺鼠剤(毒エサ)も追加購入し設置してみました。しかし全くといっていいほど殺鼠剤を食べてくれず・・・。もうどうすれば良いのか分かりません。

ポイント:忌避剤と殺鼠剤を併用する場合、使い方を間違えると全く意味のないものに。

なぜなら、忌避剤はネズミを寄せ付けないもの。殺鼠剤はネズミを寄せ付けるもの。反対の性質を持っているので、同時に使うとお互いの性質を打ち消してしまいます。もし、忌避剤と殺鼠剤を併用したい場合は、下記の流れで行うとそれぞれの効果をしっかりと発揮できます。

①殺鼠剤(まず、家の中のネズミを駆除します。殺鼠剤以外にも粘着シートなども効果的)
②室内の侵入経路を塞ぐ(エアコン導入口、ブレーカーの周囲、排水管・ガス管の隙間など)
③忌避剤(駆除しきれなかったネズミを家の外へ追い払います)
④家の外の侵入経路を塞ぐ(通風口、床下、壊れた壁など)

忌避剤は「室内のネズミの駆除・捕獲を行ってから使用する」と覚えておいてください。
ネズミが侵入したてでまだ巣を作っていない場合は、忌避剤のみで追い払える可能性がありますが、基本的に忌避剤のみでネズミを完全に駆除するのは難しいでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ネズミ捕りグッズは様々なタイプがあります。
ネズミの習性とグッズの特性をしっかりと理解して正しい使い方をすることで、効果的なネズミ駆除を行うことが出来ます。

しかし、正しい使い方をしていても、私たちネズミ駆除業者へご依頼されるお客様は多くいらっしゃいます。
ネズミを徹底的に退治するには、「家の環境の改善」と「ネズミ駆除」をバランスよく行うことが重要になってきます。

そのため、グッズで一時的にネズミを駆除してもしばらくするとまた出てきてしまう・・・というケースが非常に多いのです。

駆除の考え方・流れについては家ネズミにお悩みの方必見!ネズミの習性を利用して戦略的に駆除する方法の記事で詳しく説明しています。

ネズミ捕りグッズは手軽に購入・使用することが出来るので、まずは自力で試してみて、それでもダメだったら専門の業者に相談する、というのも一つの手です。

私たちみんなのネズミ駆除屋さんでは、無料の現地調査をはじめ、ネズミ駆除、ネズミの死骸の処理、汚れた部屋の消毒なども承っております。お気軽にフリーダイヤルよりご相談ください。

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