1ヶ月くらい前に、我が家にネズミが出ました。
その時は、床下の通気口を金網で塞いでみたんです。
それからしばらくは、ネズミの気配や足音もしなくなったのですが、、、
1週間ほどすると、またネズミが現れました!
そこで、ネズミが嫌がるという超音波の器具を置きました。
また1週間ほどはネズミの気配が消えたのですが、しばらくすると家を走り回る音がまた聞こえてきて、、
追い払ってもまた出て来る…!その繰り返しで、ノイローゼになりそうな気分です。どうしたらいいですか?
ネズミは1センチのスキマからも侵入します。家の食料はネズミが手を出せない場所に保管を。
こんにちは。
みんなのネズミ駆除屋さんの、中村です。
「ネズミを駆除したのに、また出た!」
これは、私たちに寄せられる相談でも、とくに多い悩みなんです。
例えばハツカネズミは、1センチほどのスキマからでも侵入できることをご存知ですか?大人の指が入るスキマがあれば、通り抜けできるんです。
被害の多いクマネズミも、500円玉ほどのスキマがあれば家に入ってきます。N.T様のように、気がついたスキマを塞いだとしても、他のスキマがあればそこから入ってきます。
「見つけたスキマは全部ふさいだのに…」
と思っても、人間とネズミでは見ている場所や行動範囲がまるで違うので、ネズミの侵入経路を把握するのは、とっても難しい作業。
ふだん目に見えない場所の侵入口まで見つけて封鎖をするには、経験・知識・ノウハウが必要です。
正直、私たちプロの業者にとっても、侵入口の封鎖は決してカンタンではありません。
とはいえ、もちろん、皆さんにもできることはあります!
これから、ネズミに入られないための対策をご紹介します。
参考にしていただけると幸いです。
えっ、こんなところも!?ネズミの侵入経路を知っていますか?
ふだん生活していると気が付かないスキマが、家にはたくさんあります。
ここでは、主なネズミの侵入口を紹介します。
玄関付近
・ブレーカーや配電盤の周囲のスキマ
・上り框(靴を脱ぐスペースと家の床の、段差の部分)
部屋のなか
・押し入れの天板
・長押(壁に沿って取り付けられた横に長い木)のスキマ
・エアコンの導入口・配管のスキマ
・断熱材のスキマ
キッチン付近
・配水管やガス管のスキマ
・換気扇
トイレ
・トイレの配管 ※とくにドブネズミ
家の外・屋外からの侵入口
外からの侵入で特に注意したいのは、通風口、戸袋(雨戸や引き戸を収納するスペース)、エアコンなどの配管のスキマです。その他にも、基礎や床下のスキマ、換気扇、ひさしの下のスキマ、排水やトイレの配管など、ネズミが入り込む可能性は、いたるところに散らばっています。
私も侵入口封鎖の作業をたくさんしてきましたが、たとえば家と基礎の間にもスキマがあるのを何度も見てきました。家を建てる時の工事で、数センチほどズレが生まれてスキマができることがあるんです。
また、高いところに上るのが得意なクマネズミは、家の壁や雨どいを伝って、2階に侵入することもあります。そこから天井や屋根裏に住みつくケースも少なくありません。
ネズミの通った跡=ラットサインから侵入口を見つける
ネズミの侵入口を特定する方法は、他にもあります。
ネズミの身体に油やホコリなどいろんな汚れがついていることは、想像できますよね。
ネズミの通った道は、その汚れで黒くなっていくんです。ネズミは、同じ場所を何度も通る習性があるので、通るたびに、どんどん黒さが濃くなっていきます。
その黒いしるしは、「ラットサイン」と呼ばれます。
私たちプロのねずみ駆除業者は、そのラットサインの位置から侵入ルートを予測して、つきとめていきます。
このようにラットサインからネズミの行動経路を特定する方法は、正直かなりの経験と知識が必要です。そのため、一般の方には難しい方法になってしまいます。
誰でもカンタンにできる、侵入口のふさぎ方
侵入口を見つけたら、ネズミが通り抜け出来ないように、しっかりとふさぎます。
金網を丸めたものや、金属タワシをスキマに押し込んで塞ぎましょう。
金属板で穴などをふさぐのもOKです。
30センチ以上の大きなスキマは、金網を何枚か重ねてふさぐと、より頑丈になります。
ネズミが出ない家にする!2つのポイント
上手く侵入口を塞いだとして、まだそれだけでは十分ではありません。
その他にも2つ、ぜひやっていただきたいことがあります。
・エサになる食物を置かない
・家を清潔に保つ
ネズミが家に来る目的のひとつが、「エサ」です。
ネズミは、人の家にあるものは、草花も含めて、基本的になんでも食べたり、かじったりします。ネズミのエサとなる食物は、密閉容器の中や、密封性の高い戸棚などに、しっかりと保管しておきましょう。
「この家にはエサがない」とわかれば、ネズミが他の家に移る可能性が高くなります。
また、整理整頓されているキレイな家には、ネズミは住みつきにくい傾向があります。
いらないダンボールや、本の束、新聞紙などの紙類も、部屋の中からできるだけ減らしていきましょう。
どうしてもダメならプロに相談を
いかがでしたでしょうか。
ネズミの侵入口は、本当にたくさんあります。
しかも、家や建物によって侵入口のある場所は違いますので、それをすべて見つけるのはプロの私たちでも難しいんです。
「家中をくまなくチェックして侵入口をふさいだのに、また出た…」
「自分でふさぐのは難しい」
こんな風にお困りの方は、一度ネズミ駆除の専門家に相談してみてはいかがでしょうか。自分では見つけられないスキマを見つけてくれたり、侵入されないように頑丈に・見た目もキレイにふさいでもらえます。
プロに相談したいかたは、こちらからどうぞ。